大きな声が出せない 40代 男性のケース
- 2021.11.07
- 事例
こんにちは
おうたむボイストレーニング トレーナーの榊です
今回も、事例をご紹介したいと思います
では、さっそく
今回は、「大きな声が出せない」というお悩みをお持ちの40代の男性です。
「安倍川とか天竜川とか富士川くらいの大きな川で、届かないと思うけれど、向こう岸に誰かがいると思って大きな声を出してみてください
」
こう言われたら、どのくらい大きな声を出しますか
恐らくだれしも、自分の出せる限りの大きな声で、叫ぶと思います。
叫んだあとはどうなるか
喉がものすごく痛くなったり、出したことのない声であれば、思うように出ないと思います。
痛くて喉に炎症が起こってしまう可能性もあります
これを繰り返していくと、結節になってしまったり、ポリープができてしまうかもしれません
今回大きな声が出せないという男性は、以前に大きな声を出した時にのどに炎症を起こし、しばらく発声ができない状態になった過去がありました。そこから、声を張って出したりすること怖くなり、だんだん声量がおちてしまったという事でした。
大きな声が出せなくなってしまった要因は何でしょうか?
考えられることはたくさんありますが、主に以下2点が考えられます。
①過去に対するトラウマにより、心理的に大きな声=声帯炎症 という図式が脳内にできあがっている
②心理的に喉をかばう気持ちが働いていることにより、声帯まわりの筋肉の動きが弱くなり、声帯が老化してしまった
そこで、
メンタルトレーニング、声帯まわりの筋トレを行うレッスンを行いました
声帯まわりの筋トレについては
・声帯開閉の練習
・脱力の練習
・高音発声の練習
・共鳴の練習
このあたりを集中的に行いました。
現在、2年目となりますがかなりしっかりとした声が出せるように変化してきました
継続的に練習することにより、もっといい声になっていくと思います。
ボイストレーニングは、筋力トレーニングです。
継続的に行えば、必ず効果は表れます。
同じような悩みのある方は、ぜひ、ご相談ください